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通信教育による学習は、多くの点で教室における学習と類似していると同時に、いくつかの大きな相違点もあります。通信教育を担当する教師は、従来の教室という環境においては当然とされている目標と同じ目標を達成しなければなりません。しかし、通信教育においては教師と学習者が物理的に離れているために、通信教育特有の問題にも対応していかなければなりません。
例えば学習者は、担当の先生がそばにいないということで不安になりがちです。また、すぐにフィードバックが返ってこない状況や、身近に学習仲間がいないという環境では、自分の学習成果についても不安になりやすいものです。
さらに、講座の指針が明確に示されていない場合や、達成目標に対して自分がどこにいるのかが明確でない場合には、学習者の不安はさらに増すことになります。中途退学という現象は、従来の学習環境よりも通信教育の場合により高い率で発生しています。つまり学習者にとって、教室ベースのカリキュラムに比べ、相対的に人間関係の希薄な通信教育では、中退という選択肢を取りやすいのです。この点に関し、通信教育を担当する教師は、コースの目的を明確にするだけではなく、学習者の時間配分にも充分配慮するなど、講座の構成や内容を行き届いたものにするためのさまざまな対策を講じなければなりません。また、教師・学生間のコミュニケーションには、何らかの媒体を使用することになりますが、学生が興味を持って使え、成果が直接反映されるもので、それを使用することによって学習意欲を刺激するような媒体でなければなりません。
最後に、どのようなシステムにおいても、その規模の大きさに関わらず、通信教育の教授内容の一部は、大量生産されたカセットテープやビデオテープあるいは文書などで伝えられたり、放送網を使用して送信されたりされています。しかし、これらがいかに最適な方法で作られたものであっても、システムのいずれかのレベルにおいて必ず個々の指導者が直接介入しなければなりません。そしてこの指導者は学生にとって親しみのある人物であり、また学生が大量生産されたこれらの教材利用して、各自の知識を拡充するように指導する能力がなくてはなりません。
More Resources:
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講座 第 2 回, 第 2 章 [敎育メディア硏究の流れ]
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